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Vol.49 Suiting laboratory


不安定な気候が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
季節はゆっくりとしたペースで進んでいますが、まもなく暑い夏がやってきます。

そこで、ちょっとした実験で
様々な夏物服地の衣服内温度の違いを調べてみました。
調べた服地は、
Ermenegildo ZegnaのCool Effect (Wool 100% 210g)
同じく、Ermenegildo ZegnaのTropical (Wool 100% 230g)
ScabalのMontego Bay (Kid Mohair 60% 260g)
そして当店オリジナル Pure Mohair (Mohair 100% 274g)の4種類です。

実験は家庭用の室内と室外の2箇所の気温を同時に測ることができる温度計で
10分間電球の光を生地に照射したあとに、
生地の表面近くと内側の温度を計測したものです。
実験風景?

とにかく、科学的センスに乏しい店長と家庭用の温度計があいまって、
どこまで信頼のおける結果であるかは不明ですが、まあ、ご笑覧下さい。
上の写真の数字は、それぞれ、上が表面近くの温度、下が内側の温度となります。
(それぞれの生地をクリックしていただきますと、拡大写真がご覧いただけます。)

Zegnaの新製品、Cool Effectは薄い生地にもかかわらず、
光の反射率を高くすることによって、表面温度が低くなり、
それにともなって、内側の温度もさほど高くならない、という結果が出ました。
同じZegnaのTropicalに比べて、表面近くも内側もそれぞれ2〜3度の差があるようです。
また、当店オリジナルのPure Mohairも健闘しており、
この場合は、通気性の良さが衣服内温度を下げる効果を持っていると思われます。
これらは直射日光があたる、というシチュエーションにおいては、有効だと思います。

ただ、内外の温度差だけが「涼しさ」や「清涼感」を演出するものでは有りません。
もちろん、大事な要因の一つであることは確かですが、
生地のシャリ感、表面のひんやり感、ジャケットそのものの軽さなど、
様々な要素があるとともに、人によっての感じ方やTPOによっても変わってきます。
また、「シワが寄りにくい」や「雨をはじく」なども大切な要素ですね。

遅れ気味ですが、今週末あたりから、本格的な夏の気候、
そして、じめじめとした梅雨がやってまいります。
皆様の「夏」に合った服地をご提案させていただきますので、
是非ご来店をお待ちしております。