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Vol.43 Winter Jackets


この秋冬、ジャケットを2着作りました。

この2着は、ともに、今秋冬,すでに大活躍していますが、、
見た目は正反対で、実は似通った性格を持ったジャケットです。

左は、今まで何度もご紹介した、当店オリジナルのシュロプシャーコレクションです。
この張りのある服地は、仕立ててみると、
チェストのボリューム感、いわゆる「イングリッシュドレープ」が素晴らしく、
そこから前ダーツにいたる「くびれ」が見事な曲線を描きます。
英国のスーツの男らしいラインは、縫製の妙もさることながら、
このような張りのある生地がその一翼を担っていた事が理解できます。
しかもシャトル織機でゆっくりと、ふっくらと織り上げた服地は、
しわがよりにくく、暖かさは抜群です。

それに対して、右は、Innes ChambersのJasmineという服地です。
これは、早期ご予約プログラムでもご紹介したのですが、
240gの85%カシミア・15%シルクの高級な素材です。
本来、この重さのカシミア・シルク素材は、いわゆる「サマーカシミア」と
呼ばれるもので、ヨーロッパでは夏に着用される服地です。
湿気が少なく、夜は摂氏10度台に気温が下がる、
特に英国の夏には、活躍します。
ただ、日本においては、夏に着用するのは、ほとんど不可能。
むしろ、真夏を除いた、オールシーズン用として非常に便利です。
カシミアの温かみ、シルクの光沢、梳毛の毛羽立ちの無さが
特定の季節感を感じさせない便利さがあります。
また、案外忘れられているシルクの特徴に「復元力」と「断熱性」があります。
冬に着用すると暖かく、一晩でしわがほとんど伸びる優れものです。

でもやっぱり、冬は見た目にも暖かいツイードも魅力的ですね。
さまざまなツイードを別の機会に詳らかにいたします。

(上の写真をクリックされますと、拡大写真がご覧いただけます。)