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Vol.41 The Shropshire Collection


ついに当店オリジナルの服地,「シュロプシャーコレクション」が完成しました。

2009年6月のコラムでご紹介した、一宮の葛利毛織のションヘル式織機で織りました。
この企画のもともとの発想は、古きよき時代の「スポーテックス」でした。
スポーテックスは、いわゆるチェビオットツイードで、
イングランドとスコットランドの国境付近で飼育されているチェビオット種の羊毛
で織られた、スーツにも使えるツイード生地です。
かつてのシャトル織機でゆっくり織り上げた服地は凹凸感があり、
ふくらみがあるテクスチャーは、暖かく皺になりにくい
それでいて、毛羽立ちが少ないために、長い期間着用が可能な
非常に優れた秋冬物素材でした。

残念ながら、現在の高速織機では、このような服地を作ることができないため、
今回、スポーテックスを再現すべく、葛利毛織に依頼いたしました。

残念ながらチェビオットウールは手配できなかったために、
同じ英国のシュロプシャーウールを50%使用しました。
色柄は、まったくの当店のオリジナルですが、
生地を構成する糸の番手、撚り回数、服地の目付、そして仕上げの処理等
いわゆるスペックは数十年前のスポーテックスを踏襲しました。

構想から約5ヶ月、非常に興奮する作業で、
お蔭様で100%満足できる服地が出来上がりました。
重さは437gで杢糸使いのベージュとネイビーのグレンチェックは
スーツ、ジャケット、パンツ、コートに使用可能な素材と色柄です。

また輸入生地に比べて、輸送コスト・関税・流通コストの差は大きく、
価格的にもかなりリーズナブルな設定となりました。
昨今の服地とは違った感触を是非実感してください。

2010年春夏物もシャトル織機ならではのセンセーショナルな服地を企画しております。

(上の写真をクリックしていただきますと、拡大写真がご覧になれます。)
(構想からの行程はこちらをご参照ください。)