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Vol.40 A Tale of Two Cities


久しぶりにロンドンとパリに仕事を兼ねて訪問いたしました。

相変わらず、ロンドンはロンドン、パリはパリでした(笑)
それは当然のことで、私がご無沙汰しているのはたかだか10年間、
二都の何百年の歴史に比べるとほんの一瞬です。
ただ、ロンドンのテームズ川のほとりの大観覧車、
パリのルーブルの広場のガラスのピラミッド、これは新鮮な驚きでした。

しかし、原型をとどめているのは、あくまでも外見の話、
「コンテンツ」、建物の中に入っているお店などは大きく様変わりしていました。
ロンドンのオックスフォードストリート、パリのオペラ近辺は、
今をときめくH & MやTOPSHOPなどのいわゆる「ファストファッション」と
GAP, ZARA, UNIQLOなどの世界に冠たるSPAブランドが席巻しています。
世界中の大都市はどんどん「標準化」していくようです。

その中で、ロンドンのサビルローは新しいテーラーが増えて、
また、ジャーミンストリートも新しい靴屋やメンズショップも増えて、
若干かつての活気を取り戻したような気がします。
ただ、ジャーミンのランドマーク的存在だった、大手セレクトショップである
「シンプソン・ピカデリー」が書店に変わっていたのはすこしショックでした。

常に革新を続けるロンドンやパリの街同様、
ファッションの世界においても英国やフランスに期待をして已みません。

ところで、今年の2月のコラムにてご紹介いたしました、
サマーコーデュロイのジャケットですが、
「夏」のロンドンでは大活躍でした。

(写真) ロンドンのV&A(ビクトリア&アルバート博物館)のブックショップでの
Brisbane Mossのサマーコーデュロイ