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Vol.34 The" lightest" jacket


2009年春夏物生地情報でもご紹介しました、
ロロ・ピアーナの最軽量生地 "Lightest"でジャケットを作りました。

Lightestの名のとおり、服地の中では今までにない軽さで、
150cm幅で1メーターあたりの重さがなんと150gです。
服地がイタリアより到着した時の写真です。
2.2mで355g、タグや文字の入っている織端(セルベージと言います。)
を除くと、確かに1メーターあたり150gになります。

そして、仕立あがったジャケットの計量の写真です。
ジャケット1着で443gとなりました。
通常の夏物のジャケットは600g以上の重量がありますので確かにかなり軽量です。
実際に着用してみると、その軽さに驚きます。

生地の重量から考えると、300g台のジャケットは簡単に作れます。
ただし、今回のジャケットは、胸のドレープや肩のシャープさを損なうことなく、
シャツとは違う、”ビジネスで十分通用するジャケット”を作ることを
目指しました。
このジャケットの毛芯は張りを損なうことなく、通常より45%程度重量を軽減しました。

ところで、夏用の涼しい生地の条件としては、
@軽量である。A通気性が良い B体にまとわりつかない張りがある
などとなります。
ただ、上述の条件は涼しさという点では優れているのですが、
@ 軽量で生地が薄すぎると皺が寄りやすい
A 通気性を良くする為に織り目が粗くなると、中のシャツが透けてしまう。
B 張りのある「モヘア」を多く入れすぎると、てかりが発生する。
などの欠点もあります。

今回のLightestは@の条件のように軽量でありながら、ハイツイストであるために
皺がよりにくく, シルク混ということで上品な光沢があり、
かなり「夏の条件」を満たしています。
ただし、人それぞれ、求める「涼しさ」はさまざまですので、
ぜひサンプルをご着用の上、お確かめください。

真夏の炎天下、腕にかけて、持って歩いても軽いジャケット、、
これも「涼しさ」の重要なポイントかもしれません。