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Vol.30 Suitable cloths for the latest overcoat


ようやく季節の移り変わりが感じられるようになって来ました。
今年は、過ぎ去った冬が比較的遅い時期まで寒さが残ったこともあり、
例年以上にオーバーコートのご注文を頂いております。

昨年あたりから増え始めているオーバーコートの傾向は、
男性誌でも「スポルベリーノ」等で紹介されている
●着丈が膝丈かそれ以上に短い、 ●スーツでもカジュアルでも着用できる、
●全体的に細身、 ●暖房の効きすぎた電車内でも暑苦しくない、
●脱いで持ったときも軽い、 となります。

これは、当店でかねてより展開しております、「カバートコート」のシルエットと同じで
肩幅、ウェスト、蹴回し(裾の円周)、袖巾などがシルエットのポイントとなります。

また、素材は、毛足の長いカシミアなどとは違い、
毛羽立っていない軽めのコート生地や比較的重めのスーツ生地を使うことにより、
カシミアのオーバーコートに比べ、晩秋、初春の前後一ヶ月長く着用が可能です。

写真の服地は、左から、「Eurotex The best 450g」
「Pedersen & Becker Universal 465g」、「Scabal West of England 420g」で
すべてWool 100% です。
これら以外に、「Martin Sons Flannels 400g」「H. Lesser Heavy Weight 450g」
などもおすすめです。

スーツ用生地は、オーバーコート用に比べて安価で、
織柄やチェック等も選べるので、2着目のオーバーコートとしては楽しいですね。

(上の小さい写真は、昭和27年の男性誌「男子専科」のコート特集です。)